コバニ包囲戦(コバニほういせん)は、2014年9月16日に過激派組織ISによりシリア北部で起こされた戦闘である。トルコ国境に接するクルド人の拠点都市コバニ(アイン・アル=アラブ)を支配下に置くことを目的として起こされた。10月2日にISは350のクルド人の町を支配下に入れた。約20万人のクルド人が移動を余儀なくされ、大部分はトルコへ越境した。 2015年1月26日、ISを迎撃していたクルド人民兵組織のクルド人民防衛隊が町の防衛に成功。アメリカ中央軍もクルド人部隊が町をほぼ掌握したと発表した。 コバニをめぐる攻防は、当時シリア内戦で最も注目される戦いだった。