『ミヒャエル・コールハース』(独:Michael Kohlhaas)は、クライストの中編小説。1806年『フェーブス』6月号(実際の発行は11月)に序盤が掲載され、1810年『小説集』第一巻に完全版が収録された。領主の不正への憤りから暴徒の頭となった商人ミヒャエル・コールハースの運命を描いた作品で、16世紀に実在したザクセンの体制反逆者の行状を記した古記録を典拠としている。